効果が出る理由は、
姿勢が良くなると、
体に本来備わる調整機能が滞りなく働くからです。
体の自然な動き・働きが、
妨げられないことによるものです。
姿勢を良くする方法は、
体に備わる「骨盤と背骨の相互作用」の動きを練習することです。(詳細)
その準備として始めにやることは、
固まった背骨周りの筋肉と背骨を緩めていくことです。
これによって、背骨周りの筋肉が、
背骨の自然な動きを止めてしまう状態を改善します。
リップル(詳細)の練習を繰り返すことで身につくことは、
より良い体の使い方です。
よけいな緊張を入れないため、
必然的に怪我や痛みを起こしにくい体になります。
次第に日常動作の中で適用できるようになり、
よい姿勢を保てるようになります。
講座では、以下のプロセスで姿勢を変えていきます。
頭の重さから首、肩、背中を解放します。よけいな筋肉の緊張をほぐします
●健康面:
姿勢のゆがみが原因となるあらゆる不調・痛みの改善。呼吸が深くなる。
●美容面:
きれいな姿勢になる。体の動きがスムーズになる。健康で若々しく見える。自信を持って見える。
●パフォーマンス面: 全身の調和による、身体パフォーマンスの向上。
ダンス、演劇、演奏、スポーツ。日常的な軽作業~全身を使う仕事。
腹筋・背筋・脚など、歩くために必要な筋肉が自然につきます。
動きを練習することで、よい姿勢を回復します。
ミツヴァ・メカニズムを用いて「座る」「立ち上がる」練習を行います。
このエクササイズをリップル(英語で"ripple"。意味は" さざ波のような揺れ")と呼びます。
リップルを練習する理由は、
ミツヴァ・メカニズムが正常に働くと、
頭が背骨の上で常にバランスをとるようになるからです。
これが「よい姿勢」です。
体によけいな緊張が入らない、
見た目にも自然で美しい状態です。
しかし、ミツヴァ・メカニズムは、
猫背の状態では正常に働きません。
このため、リップルのエクササイズをして、
ミツヴァ・メカニズムが自然に働くよう体に促します。
①〜⑥の流れで、リップルをしています。
(参考)椅子に座った状態でリップルをした後の様子
■ミツヴァ・テクニックの歴史
1980年頃ユダヤ系カナダ人のコーエン・ネへミアが考案。
ダンサー、振付師であった彼は、自身も腰痛で悩み、また仲間が怪我に苦しむ姿をみてきました。
彼は、リハビリテーション、アレクサンダー・テクニークなどで知識・技術を磨き、ダンサー等の身体メンテナンスに
携わりました。
「体に必要以上の負担をかけない、体の使い方、動かし方」を更に探求する中、
シナイ砂漠でラクダに乗って生活する遊牧民族ベドウィンに注目。
腰痛がない(腰痛という単語がないそうです!)彼らの体の使い方からヒントを得ました。
体に本来備わる「骨盤と背骨の間にある力の相互作用」が体に負担をかけない動きの鍵であると気づきました。
この相互作用をミツヴァ・メカニズムと名付けました。これが正常に働くと、自然に人間本来の良い姿勢が保たれる。
また全身の調整機能がうまく働き、あらゆる身体機能が正常化することを発見しました。
ミツヴァとは創始者ネへミアの母国語であるヘブライ語で「みんなにとっての善い行い」という意味です。
ネへミアは91歳までトロントで指導を続けました。
ミツヴァ・テクニックは現在、カナダの各地域、日本の札幌、小樽、岩手、東京、千葉、大阪、神戸等で
インストラクターが活躍。年齢・職種問わず多くの方が学んでいます。